ナイフを突きつけて金品を要求する強盗に、店員は
「ふざけるなよ!お前のしてることは全部防犯カメラに写ってるんだぞ…!」
すると強盗は
「だったら何だよ!俺は今ここで、お前から金を奪えればそれでいいんだよ!」
「それにしても、いくらナイフを持ってるからって1人で強盗するとかイマイチ心許なくね?」
「だな。もしも店員が、たまたま武術家だったらあっさり返り討ちに遭っておしまいだな」
「だからうるせぇんだよお前らはよぉおおおっ!!!!!!!!!」
強盗の脅しかたにダメ出ししてる俺とユカに向かって、強盗は泣きそうな顔で怒鳴りつける。
「どいつもこいつも俺を馬鹿にしやがって!
だったらこれでどうだ!」
強盗はそう言いながら、無防備なユカに向かって素早く腕を伸ばし
「あっ…くぅ!」
片手でユカを羽交い締めにし、もう片手でユカの喉元にナイフを突きつけた!
「早く金を出せ!さもなくば、このか弱い女子高生を刺してやるぞ!いいのか!」
すると店員は
「や、やめろぉお!そんなメチャクチャに可愛くて美人な子を人質にするなんて卑怯な!
お前、それでも男か!」
「うるせぇ!どうせ人質にするなら弱そうな人間を選んで当然だろうがっ!」
「チクショー!お前マジで許さねぇからな!
あの…人質の女子高生さん…!
俺、なんとかして…なんとかして、君を助けるから!
だから、君を無事に助けることができたら…
俺と、付き合ってください!!!!!!!!!」
「おいおい店員、それは無理な話だぜぇ~。
この女子高生は、俺が強盗を成功させた暁に、俺と一緒に逃げるんだよ~!」
「ざけんなコラァアアア!
一緒に逃げるってことは…お前…!
常に二人きりで逃避行するってことじゃねーか…!
マジでふざけんなよマジでコラァアアア!!!!!!」
…あれ?なんか、さっきから論点がズレてきてない?